グローバル人材の育成
メキシコ在住という利点を最大限に活かし、交流教育や現地理解教育を推進し、以下の人材の育成に努めます。
①多様な文化・価値観を認め尊重できる人
②日本人としての誇りと自覚を持ち、自国の文化や伝統を表現できる人
③コミュニケーション能力の向上(日本語の充実、英語およびスペイン語)
カリキュラムについて
日本コースは、いわゆる在外日本人学校として文部科学省(MEXT)から日本国の教育課程を有する旨の認定を受けています。そのため、当院中学部の在籍または卒業資格は、日本の中学校への編入または高等学校への入学をスムーズにします。また、将来的にメキシコの教育機関に転入を予定している生徒さん向けには、メキシコ公教育省(SEP)の中学部卒業認定習得コースも提供しています。
いじめのない笑顔あふれる学校
当院では、充実したハード面を十分生かして知的好奇心を刺激し、笑顔あふれる授業を展開しています。同時に、当院の教職員は、子どもたちの人格形成に関わる一人の人間として、豊かな人間性や社会性を養うべく常に学び向上していきます。
また、年間を通してアンケート調査を複数回実施し、いじめの早期発見に努めると共に、自尊感情向上のための支援にあたります。また、6月を「いじめ防止月間」とし、学部別「いじめ防止サミット」を実施するなどして、児童・生徒の心に絶対にいじめを許してはならないという「心の砦」を築いています。
異文化交流 「多様性は豊かさ」
当院の子どもたちは、運動会、文化祭、交流授業など、メキシココースとの文化交流プログラムを通じて異文化や他言語に触れ、違いを認識して他を尊重することを学ぶと同時に、自己の理解を深めます。自分の “当たり前”が世界では "当たり前ではない”と気づくことで多様性を認める力がつき、多文化共生社会において大きな武器になると、私たちは考えます。
地域社会に開かれ、地域社会と共に歩む
メキシコ社会と日本コースとの間で長い間培ってきた共催行事や伝統行事を大切にし、伝統の継承に努めています。また、日本コース児童生徒の和楽器(太鼓)や古典(国語)、文化遺産、武道(剣道)等の学習を充実させ、日本の教育文化の発信にも努めています。
「一期一会」を大切に
日本コースのスタッフは、文部科学省から在外教育施設に派遣される派遣教員、現地で生活している現地教員・事務職員から構成されています。スタッフ全員、皆で心を合わせ、協力して教育活動にあたっています。日本コースのみならず、メキシココースのすべての子供たちやリセオスタッフとの出会いを大切にし、一生に一度の出会いである「一期一会」の気持ちを大切にして、日々教育活動を行なっています。そして全ての子どもたちに「人生の宝物」と言える思い出をつくりたいと思います。
価値観クラブ活動
課外活動は人格形成の観点から本学院教育の中で大変重要な意義をもっています。 日墨両コース生徒のふれ合いの場として、また青春のエネルギーを思いきりぶつけ合う若者たちの人間性への修練の場として大いに期待できるからです。